引越し回数はなんと7回!なぜ最後に群馬を選んだのでしょうか?【Iターン転職/体験談】

2022年1月にIターン入社した三好 修さん。
三好さんはこれまでに埼玉県・神奈川県・宮城県で生活をしたことがあり、引っ越しの回数はなんと7回!
様々な地を経て群馬県へ移住を決めたのはなぜでしょうか。
移住を考え始めたきっかけはもちろん、ライフステージの変化や転職活動のお話まで幅広くお話していただきました。

──自己紹介をお願いします。

高校まで埼玉県で過ごし、東京の大学を卒業しました。卒業後は清掃機器メーカーに就職し、1年間の法人営業を経て、人材開発部に異動。主に新卒採用・中途採用・新卒研修を担当しました。
異動当初はまだ本社が宮城県にありましたが、途中で本社の移転も経験しました。

その後、大手人材エージェントに転職。キャリアアドバイザーとして、東北6県のお客様の転職支援を行っていました。
22年1月にインターゾーンに入社。サクセス部に所属され、全国のクライアントの車検台数増加に向けたサポートを行っています。

──群馬県へのIターンへのきっかけを教えてください。

大学時代に地域社会学を専攻しており、2週間 鹿児島にインターンにお伺いしたこともありました。
その当時地域の皆さまには歓迎をしていただきましたが、一方で自身としては「短時間で何も出来なかった」という悔しさが残りました。
そのため、将来的には農山村地域に「長いスパンで関わり、地域に貢献していきたい」という想いが生まれ、元々地方移住に関心がありました。

そのような中で、今回群馬県への移住を決めたきっかけは子育て環境でした。
前職の在籍中に第一子を授かったのですが、その当時は世の中はコロナウイルスの環境下でした。外出や移動が規制される中、全国転勤のある環境での子育てに不安を感じていました。

そのため、子どもが生まれるのを機会に、定住先を考えることにしました。
当初は群馬県以外の移住説明会にも参加し、情報収集を続けていましたが、両親や親戚から子育てのサポートが得られず、初めての育児に苦労する不安を最優先に解消するため、妻の実家があり、また私の実家も隣県となる群馬県に移住することを決めました。

──どのように転職活動を進めましたか?

最初は群馬県の移住窓口で相談し、民間就職を希望する場合にはハローワーク、もしくは転職エージェントの登録を推奨いただきました。

自身が転職エージェントにいた経験を通じ、エリア情報は「地域密着型エージェント」の方が詳しく、求人数は「大手エージェント」の方が多いと感じていたため、両方に登録して転職活動を進めました。

なお、転職活動はエージェントを中心に進めましたが、群馬県の住環境や「どの地域に住むのか」等の移住に関する情報は、引続き県の移住窓口や移住コーディネータ―の方と情報交換をしていました。

──Iターンする前の群馬県の印象を教えてください。

妻の実家が群馬県の山間部にあったこともあり、山に囲まれて自然に溢れている印象がありました。
元々田舎でのびのびと子どもを育てたい気持ちもあったため、自身が描く子育て環境が実現出来そうだと思っていました。
また、商業施設やアウトレットが近隣にあり、生活にも困らない印象がありました。

一方で、からっ風や猛暑・夕立等でニュースに取り上げられていることが多く、天候面は漠然と不安がありました。
また、前職までは全国展開をしている企業に在籍しており、家族を支えている立場でもあったため、所得の減少は特に不安に感じていました。

▲Iターン前から自然が多い環境で子どもを育てたい気持ちがありました。

──群馬県にIターンし、実際に生活してみて何か印象の変化はありましたか?

現在 富岡市に住んでいるのですが、外を出歩いていると皆さんが声を掛けてくれることに驚きました。
ご近所さんが野菜をくれたり、子どもは面識がなくても必ず挨拶をしてくれたり、人の温かさを感じています。                                           また、私が住んでいる富岡市では保育園を自由に選べたり、入所時期も融通が利く点も良かったです。子どもが少ない分、手厚く教育を受けられるのは魅力です。
なお、一軒家を購入してからは家庭菜園も楽しんでおり、レタスやジャガイモを育てています。

一方で、天気は予想通りだったのですが、冬は想像以上に寒くなることに驚きました。温かい服を着こんで寝るケースもあります。
また、私の住んでいる地域は電車の本数が少なく、終電が早いことにも驚きました。
そのため、飲み会に行く際には、終電を気にしながら出かけるようにしています。

▲家庭菜園で育てたレタス。毎朝採れたての美味しさを楽しんでいました。

▲高崎と下仁田町を繋ぐ上信電鉄。昔ながらの電車で乗ると落ち着きます。

──Iターンを検討されている方へメッセージをお願いします。

実際にIターンに踏み切るのは勇気のいることだと思います。
私も不安はありましたが、様々な方に不安な点を相談し、情報交換を行うことで不安は徐々に解消されていきました。

例えば、『Iターン = 定住』のイメージを持っていたため、最初から戸建てに住むことも考えていたのですが、移住コーディネーターの方から「市内の各エリアにアパートがあるため、実際に住んでみてからご家族に合うエリアを見定めてみては」とアドバイスをいただき、踏み切りやすくなりました。

そのため、少しでもご不安があれば、その地域の「人」と繋がっておくことをお勧めいたします。
私自身も今後 群馬県への移住を検討されている皆さまに、少しでも情報提供したいと考えていますのでもしお力になれそうな点があれば、ぜひお声掛けいただけると嬉しいです。 

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